矯正中でもバレンタインを楽しむ!食べていいお菓子・NGなお菓子 矯正歯科
バレンタインの季節が近づくと、街中にチョコレートやお菓子があふれますよね。
この時期、矯正治療中の方から「チョコレートって食べても大丈夫ですか?」というご質問をいただくことがあります。
せっかくのバレンタイン、もらったチョコレートを楽しみたい気持ちは当然のことです。でも、「装置が壊れたらどうしよう」「食べていいものがわからない」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言うと、矯正中でもバレンタインを楽しむことはできます。ただ、いくつか気をつけた方がいいポイントはあります。
この記事では、矯正中のお菓子選びについて、食べやすいものと避けた方がいいものを整理しながらお伝えします。我慢ばかりではなく、上手に楽しむためのヒントになれば幸いです。
矯正中にお菓子を食べるとき、何が心配?
まず、矯正中にお菓子を食べるときに気をつけるべきポイントを整理しておきましょう。
装置の破損
ワイヤー矯正の場合、ブラケット(歯に付ける小さな装置)やワイヤーに強い力がかかると、外れたり壊れたりすることがあります。硬いものを噛んだり、粘着性のあるものがくっついたりすると、装置にダメージを与える可能性があります。
装置に食べ物が詰まる
矯正装置の周りは、食べ物が挟まりやすい場所です。特に細かいものや繊維質のものは、ワイヤーとブラケットの隙間に入り込みやすく、取り除くのに苦労することがあります。
虫歯のリスク
矯正中は装置があることで歯磨きがしにくくなり、汚れが残りやすくなります。そこに甘いお菓子を頻繁に食べると、虫歯のリスクが高まります。せっかく歯並びを整えているのに、虫歯になってしまっては本末転倒ですよね。
これらのポイントを意識しながらお菓子を選べば、矯正中でも十分に楽しむことができます。
矯正の種類によって、注意点は少し違います
一口に「矯正」と言っても、いくつかの種類があります。それぞれで気をつけるべきことが少し異なります。
ワイヤー矯正(表側・裏側)
歯にブラケットとワイヤーを付けるタイプの矯正です。装置が固定されているため、硬いものや粘着性のあるものには特に注意が必要です。また、装置の周りに食べ物が詰まりやすいので、食後のケアも大切になります。
マウスピース矯正
取り外しができるマウスピースを使う矯正です。食事のときはマウスピースを外すので、基本的には何でも食べられます。ただし、食べた後はしっかり歯磨きをしてからマウスピースを装着する必要があります。汚れた状態で装着すると、虫歯や口臭の原因になることがあります。
今回は主に、ワイヤー矯正中の方を想定してお話を進めていきます。マウスピース矯正の方は、外して食べて、きちんとケアすれば基本的にはお菓子選びに大きな制限はありません。
避けた方がいいお菓子
ワイヤー矯正中は、以下のようなお菓子には注意が必要です。
硬いお菓子
・ナッツ類(アーモンド、マカダミアナッツなど)
・硬いせんべい、おかき
・ハードキャンディ(飴を噛んでしまう場合)
・硬いクッキーやビスコッティ
・冷えて硬くなったチョコレート
硬いものを前歯で噛み切ったり、奥歯で強く噛んだりすると、ブラケットが外れる原因になります。特にナッツ入りのチョコレートは、うっかり噛んでしまうことがあるので注意が必要です。
粘着性のあるお菓子
・キャラメル
・ヌガー(ソフトキャンディの一種)
・ソフトキャンディ
・おもち入りのお菓子
・グミ(特に硬めのもの)
・生キャラメル
粘着性のあるお菓子は、装置にくっついて取れにくくなったり、外れる原因になったりします。キャラメル入りのチョコレートやヌガー入りのお菓子は、バレンタインの定番ですが、矯正中は避けた方が無難です。
細かくて詰まりやすいお菓子
・ポップコーン
・細かいナッツが散りばめられたもの
・クランチチョコレート
細かい破片がワイヤーの隙間に入り込むと、なかなか取れずに困ることがあります。見た目には残っていないように見えても、細かいカスが詰まっていることもあります。
矯正中でも食べやすいお菓子
避けた方がいいものがある一方で、矯正中でも比較的安心して食べられるお菓子もたくさんあります。
口どけの良いチョコレート
・生チョコレート
・トリュフ
・ガナッシュ(中がやわらかいもの)
・なめらかなミルクチョコレート
口の中でとろけるタイプのチョコレートは、噛む力があまり必要ないため、装置への負担が少なくなります。ナッツやキャラメルが入っていないものを選ぶのがポイントです。
やわらかい焼き菓子
・マドレーヌ
・フィナンシェ
・やわらかいスポンジケーキ
・シフォンケーキ
・カップケーキ(デコレーションに注意)
しっとりしたやわらかい焼き菓子は、矯正中でも食べやすいお菓子です。ただし、ナッツがトッピングされているものや、硬い部分があるものは注意してください。
プリンやムースなど
・プリン
・ムース
・パンナコッタ
・ゼリー(やわらかいもの)
・チョコレートムースケーキ
噛まずに食べられるスイーツは、装置への心配がほとんどありません。バレンタインシーズンには、チョコレートムースやチョコプリンなど、チョコレート味のものもたくさん売られています。
アイスクリーム
チョコレートアイスやバニラアイスなど、なめらかなアイスクリームは矯正中でも食べやすいです。ただし、ナッツやクッキーが入っているものは避けた方がいいでしょう。また、冷たいものが歯にしみる場合は、無理に食べる必要はありません。
食べ方の工夫でリスクを減らせます
避けた方がいいお菓子でも、食べ方を工夫することでリスクを減らせる場合があります。
小さく切って奥歯で食べる
硬めのチョコレートやクッキーは、前歯で噛み切るのではなく、小さく割ってから奥歯で慎重に噛むようにすると、装置への負担を減らせます。
口の中で溶かしてから飲み込む
チョコレートは体温で溶けるので、噛まずに口の中でゆっくり溶かして食べる方法もあります。少し時間はかかりますが、装置への影響を最小限に抑えられます。
常温に戻してから食べる
冷蔵庫から出したばかりのチョコレートは硬くなっています。常温に戻してから食べると、やわらかくなって食べやすくなります。
食べた後のケアが大切です
何を食べるかも大切ですが、それ以上に大切なのが「食べた後のケア」です。
矯正装置の周りは、普段の歯よりも汚れがたまりやすい場所です。甘いお菓子を食べた後にそのままにしておくと、細菌のエサになり、虫歯のリスクが高まります。
できれば食後に歯磨きを
お菓子を食べた後は、できるだけ早めに歯磨きをするのが理想的です。外出先で難しい場合は、水で口をゆすぐだけでも違います。
歯間ブラシやタフトブラシを活用する
普通の歯ブラシだけでは、装置の周りの汚れを完全に落とすのは難しいものです。歯間ブラシやタフトブラシ(先が細い歯ブラシ)を使うと、細かい部分まで磨きやすくなります。
ダラダラ食べを避ける
少しずつ何度も食べると、口の中がずっと酸性の状態になり、虫歯リスクが高まります。食べるときは時間を決めて、メリハリをつけることを意識してみてください。
もし装置が外れてしまったら
気をつけていても、思わぬタイミングで装置が外れてしまうことはあります。
もしブラケットが外れたり、ワイヤーが飛び出したりした場合は、慌てずにご連絡ください。外れた装置がある場合は、捨てずに保管しておいていただけると助かります。
すぐに来院できない場合は、応急処置として、飛び出したワイヤーがほほや舌に当たって痛い場合は、ワックス(矯正用のやわらかい素材)でカバーする方法があります。当院で矯正をされている方には、ワックスをお渡ししていますので、お手元にあるか確認しておいてください。
装置が外れたまま放置すると、治療計画に影響が出ることがあります。大きな問題にならないうちに、早めにご相談いただければと思います。
矯正中だからこそ、定期的なチェックが大切です
矯正治療中は、定期的に通院して装置の調整やお口の状態をチェックすることになります。
このとき、虫歯ができていないか、歯茎の状態は問題ないかなども一緒に確認しています。矯正中は歯磨きがしにくくなるため、普段よりも虫歯や歯周病のリスクが高まりやすい時期でもあります。
定期的なチェックを受けていれば、万が一問題が起きても早い段階で対処できます。せっかく歯並びをきれいにしているのですから、虫歯のない健康な状態で矯正を終えたいですよね。
「最近ちょっと気になることがある」「これを食べても大丈夫か聞きたい」など、小さな疑問でも遠慮なくおっしゃってください。
バレンタインを楽しむことは、我慢することではありません
矯正中だからといって、バレンタインを楽しめないわけではありません。
確かに、いくつか気をつけた方がいいお菓子はあります。でも、食べられるものもたくさんあります。食べ方を工夫したり、食後のケアをしっかりしたりすれば、矯正中でも十分にこの季節を楽しめます。
大切なのは、「何も食べない」ことではなく、「上手に楽しむ」ことではないでしょうか。
もし不安なことがあれば、いつでもご相談ください。当院では、矯正中の生活についてのご質問も随時お受けしています。一緒に、矯正生活を無理なく続けていく方法を考えていきましょう。
京急線・雑色駅から徒歩4分、大田区・雑色エリアのかかりつけ歯科として、矯正中の方のサポートもしています。お気軽にお越しください。














