新学期前にお子様の歯、見てあげていますか?おうちでできるチェックポイント

 

 

 

 

 

 

もうすぐ新学期。入園や入学、進級を控えて、準備に忙しい時期ではないでしょうか。

 

新しい制服や文房具、教科書の準備はできていても、「お子様の歯の状態」まではなかなか気が回らないかもしれません。

 

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。お子様の歯、最近じっくり見てあげたことはありますか?

 

新学期が始まると、学校や園での生活が忙しくなり、歯医者に行く時間を取りにくくなることもあります。この機会に、お子様のお口の状態を確認しておくと安心です。

 

この記事では、おうちでできる簡単なチェックポイントと、新学期前に知っておきたいお口のケアについてお伝えします。

 

最近、お子様の口の中を見ましたか?

 

小さい頃は仕上げ磨きをしながら、毎日お口の中を見ていたという方も多いと思います。

 

でも、お子様が成長して自分で歯磨きをするようになると、口の中をじっくり見る機会が減っていきませんか。

 

「もう自分で磨けるから大丈夫」と思っていても、実際にはきちんと磨けていなかったり、気づかないうちに虫歯ができていたりすることがあります。

 

お子様自身は、自分の歯に問題があっても気づきにくいものです。痛みが出るまでわからなかったり、「これが普通」と思っていたりすることもあります。

 

だからこそ、保護者の方が時々お口の中を見てあげることが大切です。

 

おうちでできるチェックポイント

 

歯医者さんのような専門的なチェックはできなくても、おうちで確認できることはいくつかあります。

 

以下のポイントを参考に、お子様のお口の状態を見てみてください。

 

歯の色に変化はありませんか

 

・歯の一部が白く濁っている
・茶色や黒っぽく変色している部分がある
・以前より黄ばんでいる気がする

 

白く濁っている部分は、虫歯の初期段階のサインかもしれません。茶色や黒い部分は、着色汚れの場合もありますが、虫歯の可能性もあります。

 

歯に穴や欠けはありませんか

 

・歯の表面に小さな穴がある
・歯の一部が欠けている
・詰め物が取れている

 

穴が開いている場合は、虫歯が進行している可能性があります。早めに確認してもらうことをおすすめします。

 

歯茎の色や形はどうですか

 

・歯茎が赤く腫れている
・歯茎から血が出やすい
・歯茎がぶよぶよしている

 

健康な歯茎はピンク色で引き締まっています。赤く腫れていたり、歯磨きのときに血が出たりする場合は、歯肉炎の可能性があります。

 

歯並びに気になる点はありませんか

 

・歯と歯が重なっている
・永久歯が生えてきたのに、乳歯がまだ残っている
・歯の向きが曲がっている
・噛み合わせがずれている気がする

 

生え変わりの時期は歯並びが変化しやすい時期です。気になることがあれば、相談しておくと安心です。

 

口臭が気になりませんか

 

・口の臭いが気になる
・朝起きたときに口臭がひどい

 

口臭は、磨き残しや虫歯、歯肉炎などが原因になっていることがあります。一時的なものであれば問題ありませんが、続く場合は確認してもらうといいかもしれません。

 

歯磨きの様子も見てあげてください

 

お口の中のチェックと合わせて、歯磨きの様子を見てあげることも大切です。

 

磨く時間は十分ですか
子どもは早く終わらせたくて、数十秒で歯磨きを終えてしまうことがあります。最低でも2〜3分はかけて磨くようにしたいところです。

 

全部の歯を磨けていますか
前歯は磨けていても、奥歯や歯の裏側がおろそかになっていることがあります。すべての歯にブラシが当たっているか、確認してみてください。

 

力加減は適切ですか
力を入れすぎてゴシゴシ磨くと、歯茎を傷つけてしまうことがあります。やさしい力で、小刻みに動かすのがポイントです。

 

歯ブラシの状態は大丈夫ですか
毛先が広がった歯ブラシでは、汚れをきちんと落とすことができません。1〜2ヶ月を目安に、新しいものに交換しましょう。

 

「もう一人で磨けるから」と任せきりにせず、時々様子を見てあげることで、磨き方の癖や問題点に気づくことができます。

 

仕上げ磨き、いつまで必要?

 

「仕上げ磨きは何歳まで続ければいいですか?」というご質問をよくいただきます。

 

一般的には、小学校3〜4年生頃までは仕上げ磨きをしてあげた方がいいと言われています。ただし、これはあくまで目安であり、お子様の発達や歯磨きの上達具合によっても変わります。

 

子どもの手先の器用さは、大人が思っている以上に発達途中です。自分ではしっかり磨いているつもりでも、実際には磨き残しがあることが多いのです。

 

特に生え変わりの時期は、乳歯と永久歯が混在していて歯並びがデコボコになりやすく、磨き残しやすい状態です。この時期こそ、仕上げ磨きのサポートが大切です。

 

毎回は難しくても、「夜だけは仕上げ磨きをする」「週に何回かチェックする」など、できる範囲で続けてみてください。

 

生え変わりの時期に気をつけたいこと

 

小学校に上がる前後から、乳歯が抜けて永久歯に生え変わり始めます。この時期は、お口の中がいろいろと変化する時期です。

 

乳歯がグラグラしている
自然に抜ける準備が進んでいる状態です。無理に抜く必要はありませんが、あまりにも長くグラグラしている場合や、永久歯が横から生えてきている場合は確認してもらうと安心です。

 

永久歯がなかなか生えてこない
乳歯が抜けた後、しばらくしても永久歯が生えてこないことがあります。多くの場合は時間が経てば生えてきますが、気になる場合は相談してみてください。

 

永久歯が変な位置から生えてきた
永久歯が本来の位置ではないところから生えてくることがあります。顎のスペースが足りなかったり、乳歯が残っていたりすることが原因の場合があります。

 

生えたての永久歯は虫歯になりやすい
生えたばかりの永久歯は、まだエナメル質が柔らかく、虫歯になりやすい状態です。生え始めの数年間は特に注意が必要です。

 

生え変わりの時期は、お口の中が大きく変化するタイミングです。この時期にお口の状態を確認しておくと、何か問題があったときに早めに対処できます。

 

新学期前のこの時期がチャンスです

 

新学期が始まると、学校や園の行事、習い事、友達との遊びなど、お子様の生活は一気に忙しくなります。保護者の方も、送り迎えや行事への参加などで慌ただしくなりますよね。

 

そうなると、「歯医者に行く時間がなかなか取れない」ということになりがちです。

 

だからこそ、比較的時間に余裕のある新学期前のこの時期に、お口の状態を確認しておくことをおすすめします。

 

虫歯がないかチェックしてもらう、歯磨きの仕方を見直す、クリーニングで汚れを落としてもらう。そうしたことをしておくと、新学期を気持ちよく迎えられます。

 

また、学校によっては新学期早々に歯科検診があります。そこで虫歯が見つかって「治療が必要」と言われる前に、先に確認しておけると安心ですよね。

 

「問題がなくても」行っていい場所です

 

歯医者というと、「何か問題があったら行く場所」というイメージがあるかもしれません。

 

でも、本当は「問題がないかどうかを確認しに行く場所」でもあるのです。

 

虫歯は初期のうちは痛みがありません。痛くなってから行くと、すでに進行していて、削らなければいけなくなることもあります。

 

逆に、痛くなる前に見つかれば、削らずに経過観察ができたり、軽い処置で済んだりする可能性が高くなります。

 

お子様の大切な歯を守るためには、「痛くなったら行く」のではなく、「痛くならないために通う」という考え方が大切です。

 

歯医者が苦手なお子様も大丈夫です

 

「子どもが歯医者を怖がって、連れて行くのが大変」という声をよくお聞きします。

 

歯医者が苦手なお子様は少なくありません。知らない場所、知らない大人、見慣れない器具…不安になるのは当然のことです。

 

当院では、お子様のペースに合わせて診療を行うことを大切にしています。

 

初めてのお子様や、緊張しているお子様には、いきなり治療を始めるのではなく、まずは診療台に座ることから、お口を開けることから、少しずつ慣れていってもらいます。

 

「今日はここまででいいよ」「よく頑張ったね」と声をかけながら、お子様が「歯医者さんは怖くない場所だ」と思えるように接しています。

 

無理やり押さえつけて治療をすることはありません。お子様の気持ちを大切にしながら、できることから進めていきます。

 

お子様の歯は「生え変わるから」では済まないこともあります

 

「乳歯はどうせ抜けるから、虫歯になっても大丈夫」と思われることがあるかもしれません。

 

でも、乳歯の虫歯を放置すると、さまざまな問題につながることがあります。

 

・虫歯が進行して痛みが出る
・永久歯に虫歯菌が感染しやすくなる
・乳歯が早く抜けてしまい、永久歯の歯並びに影響する
・顎の発達に影響することがある

 

乳歯は、永久歯が正しい位置に生えてくるための「道しるべ」のような役割も持っています。乳歯を健康に保つことは、将来の永久歯を守ることにもつながるのです。

 

だからこそ、乳歯のうちから定期的にお口の状態を確認しておくことが大切です。

 

予防のために通う習慣を

 

お子様が小さいうちから「定期的に歯医者さんに行く」という習慣をつけておくと、大人になってからも歯を大切にする意識が育ちます。

 

虫歯ができてから行く場所ではなく、虫歯を作らないために通う場所。そういう認識を持ってもらえると、将来的にお子様の歯の健康につながります。

 

定期的に通っていれば、何か変化があったときにすぐに気づくことができます。また、歯磨きの仕方や食生活についてのアドバイスをもらうこともできます。

 

「予防のために通う」という習慣は、お子様への大きなプレゼントになるのではないでしょうか。

 

気になることがあれば、お気軽にご相談ください

 

「うちの子の歯、これで大丈夫かな」
「歯並びがちょっと気になるけど、相談していいのかな」
「虫歯があるかどうか見てほしい」

 

そんな気持ちがあれば、いつでもご相談ください。

 

大きな問題がなくても、「確認してもらって安心できた」ということが大切だと思っています。もし何か気になる点があれば、その場でお伝えして、一緒にどうするか考えます。

 

すぐに治療が必要とは限りません。経過観察でいい場合もありますし、セルフケアの改善で対応できる場合もあります。お子様の状態に合わせて、最善の方法を一緒に考えていきます。

 

新学期前のこの時期、お子様のお口のチェックをしてみませんか。京急線・雑色駅から徒歩4分、大田区・雑色エリアのかかりつけ歯科として、お子様とご家族のお口の健康をサポートしています。