お盆休み中に歯が痛くなったら…自分でできる応急処置と、やってはいけないこと
お盆休み、実家に帰省したり、旅行に出かけたり、ゆっくり過ごしたり。楽しい予定を立てている方も多いと思います。
でも、そんなときに限って、急に歯が痛くなることがあります。
「連休中に歯が痛くなった」
「かかりつけの歯医者がお休みで困っている」
「旅行先で歯が痛くなったけど、どうすればいいかわからない」
お盆休みは多くの歯科医院がお休みになるため、急なトラブルに対応しにくい時期です。
この記事では、お盆休み中に歯が痛くなったときの応急処置の方法と、やってはいけないことについてお伝えします。いざというときの参考にしていただければ幸いです。
連休中に歯が痛くなりやすい理由
「なぜ連休中に限って…」と思うかもしれませんが、実は連休中に歯が痛くなるのには理由があります。
生活リズムの乱れ
連休中は、夜更かしをしたり、食事の時間が不規則になったりしがちです。疲れがたまったり、睡眠不足になったりすると、免疫力が下がり、普段は抑えられていた炎症が悪化することがあります。
食生活の変化
帰省先や旅行先で、普段と違う食事をする機会が増えます。甘いものを食べる機会が増えたり、ダラダラ食べが続いたりすると、お口の中の環境が悪化しやすくなります。
歯磨きがおろそかになりやすい
いつもと違う環境にいると、歯磨きが雑になったり、夜の歯磨きを忘れたりすることがあります。
もともとあった問題が表面化する
実は、痛みが出る前から問題があったケースも多いです。小さな虫歯や歯周病、治療途中の歯などは、疲れやストレスがきっかけで症状が出ることがあります。
歯が痛くなったときの応急処置
連休中に歯が痛くなってしまったとき、自分でできる応急処置をご紹介します。
あくまで「応急処置」であり、痛みの原因を取り除くものではありません。連休が明けたら、できるだけ早く歯科医院を受診してください。
痛み止め(鎮痛剤)を服用する
市販の痛み止めを服用することで、一時的に痛みを和らげることができます。ロキソプロフェン(ロキソニンSなど)やイブプロフェン(イブなど)が一般的です。用法・用量を守って服用してください。
持病がある方や、他の薬を服用している方は、薬剤師に相談してから購入すると安心です。
患部を冷やす
痛みがある側の頬を、外側から冷やすと楽になることがあります。氷を直接当てるのではなく、氷嚢や保冷剤をタオルに包んで当てましょう。冷やしすぎには注意してください。
うがいをして口の中を清潔にする
食べかすが詰まっていると、痛みが増すことがあります。ぬるま湯で優しくうがいをして、口の中を清潔に保ちましょう。
やさしく歯を磨く
痛みがあると歯磨きを避けがちですが、汚れがたまるとさらに症状が悪化することがあります。痛む部分を避けながら、やさしく磨きましょう。
安静にする
疲れやストレスは痛みを悪化させることがあります。できるだけ安静にして、体を休めましょう。
やってはいけないこと
応急処置として「やってはいけないこと」もあります。間違った対処をすると、症状が悪化してしまうことがあるので注意してください。
患部を温めない
「温めると楽になるかも」と思うかもしれませんが、炎症が起きている場合、温めると血流が良くなって痛みが増すことがあります。長時間の入浴や、温かいタオルを当てるのは避けましょう。
痛い歯を触らない・押さない
気になって舌や指で触ったり、押したりしたくなりますが、刺激を与えると痛みが増すことがあります。できるだけ触らないようにしましょう。
アルコールを飲まない
「お酒を飲んで痛みを紛らわそう」と思う方もいるかもしれませんが、アルコールは血行を良くするため、痛みが増すことがあります。また、鎮痛剤との併用は避けるべきです。
激しい運動を避ける
激しい運動も血行を良くするため、痛みが増す原因になります。症状がある間は、安静にしましょう。
自己判断で抗生物質を飲まない
「以前もらった抗生物質が余っているから」と、自己判断で服用するのはやめましょう。抗生物質は医師の判断のもとで使用するものです。
痛みの種類によって原因が異なります
一口に「歯が痛い」と言っても、痛み方や原因はさまざまです。
冷たいものがしみる
知覚過敏や初期の虫歯の可能性があります。
熱いものがしみる、ズキズキ痛む
虫歯が進行して、神経まで達している可能性があります。
噛むと痛い
歯の根の先に炎症がある、歯周病が進行している、歯にヒビが入っているなどの可能性があります。
歯茎が腫れている
歯周病や、親知らず周囲の炎症(智歯周囲炎)などの可能性があります。
何もしなくても痛い
炎症がかなり進行している可能性があります。早めの受診が必要です。
痛みの種類や程度によって、緊急性も変わってきます。我慢できないほどの痛みや、顔が腫れているなどの場合は、休日診療を行っている歯科医院を探すことをおすすめします。
休日に歯科を受診するには
お盆休み中でも、急患対応をしている歯科医院や、休日歯科診療を行っている施設があります。
かかりつけの歯科医院に連絡
休診中でも、留守番電話などで急患対応の案内をしていることがあります。まずはかかりつけの歯科医院に連絡してみてください。
地域の休日歯科診療所
多くの自治体では、休日や祝日に当番制で診療を行う歯科診療所があります。お住まいの地域の歯科医師会のホームページや、市区町村のホームページで確認できます。
救急病院の歯科・口腔外科
大きな病院の救急外来で、歯科・口腔外科を受診できることもあります。ただし、対応できる範囲には限りがあります。
電話相談窓口
地域によっては、医療機関の案内をしてくれる電話相談窓口があります。どこに行けばいいかわからないときは、まず電話で相談してみましょう。
旅行先で歯が痛くなった場合は、宿泊先のフロントや観光案内所に相談すると、近くの歯科医院を紹介してもらえることがあります。
詰め物・被せ物が取れたとき
連休中に詰め物や被せ物が取れてしまうこともあります。
取れたものは保管しておく
取れた詰め物や被せ物は、捨てずに保管しておきましょう。状態によっては、そのまま付け直せることがあります。ティッシュに包んで小さなケースに入れておくと紛失を防げます。
自分で付けようとしない
市販の接着剤で付けようとする方がいますが、絶対にやめてください。噛み合わせがずれたり、取り外しが難しくなったり、歯を傷めたりする原因になります。
痛みがなくても早めに受診
詰め物が取れた部分は、歯の内部がむき出しになっている状態です。虫歯が進行しやすくなるため、痛みがなくても連休明けには受診しましょう。
その部分で噛まないようにする
取れた部分は弱くなっているので、できるだけその部分で噛まないように気をつけてください。
連休明けには必ず受診を
応急処置で痛みが和らいだとしても、それは一時的なものです。
痛みの原因が取り除かれたわけではありません。放置していると、症状がさらに悪化してしまう可能性があります。
「痛みが治まったから大丈夫」と思わずに、連休が明けたらできるだけ早く歯科医院を受診してください。
早めに対処すれば、治療も軽く済むことが多いです。放置すればするほど、大がかりな治療が必要になることがあります。
「痛くなってから」では遅いこともあります
連休中の急な歯痛は、とてもつらいものです。
でも、多くの場合、痛みが出る前に何らかのサインがあったはずです。
・冷たいものがしみることがあった
・歯茎から血が出ることがあった
・なんとなく違和感があった
・治療途中で通院が途切れていた
・しばらく検診を受けていなかった
こうしたサインに早めに気づいて対処していれば、連休中に痛みに悩まされることはなかったかもしれません。
「痛くなってから行く」のではなく、「痛くならないために通う」。それが予防歯科の考え方です。
連休前の検診をおすすめします
大型連休の前には、お口の状態を確認しておくことをおすすめします。
虫歯がないか、歯茎の状態はどうか、治療途中の歯はないか、詰め物や被せ物に問題はないか。事前にチェックしておけば、連休中に急なトラブルに見舞われるリスクを減らすことができます。
クリーニングを受けておけば、お口の中を清潔な状態で連休を迎えられます。
「最近歯医者に行っていないな」という方は、次の連休前には検診を受けてみてはいかがでしょうか。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください
「連休前にお口の状態を確認しておきたい」
「ちょっと気になる歯がある」
「治療途中で通えていなかった」
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。
当院では、患者さん一人ひとりのお口の状態を確認し、問題があれば早めに対処することを大切にしています。痛くなる前に通っていただくことで、大きなトラブルを防ぐことができます。
お盆休みを安心して過ごすためにも、お口の準備を整えておきませんか。
京急線・雑色駅から徒歩4分、大田区・雑色エリアのかかりつけ歯科として、皆さまのお口の健康をサポートしています。













