新学期、生活リズムが変わるこの時期に。お子さんの歯磨き、見直してみませんか

 

 

 

 

 

 

夏休みが終わり、新学期が始まりましたね。

 

長い休みの間に乱れがちだった生活リズムも、少しずつ元に戻ってきた頃でしょうか。

 

新学期は、生活習慣を見直す良いタイミングです。早寝早起き、宿題の習慣、お手伝い…いろいろありますが、その中に「歯磨き」も加えてみませんか。

 

「うちの子、ちゃんと磨けているのかな」
「仕上げ磨きはいつまで続ければいいの?」
「歯磨きを嫌がって困っている」

 

そんな疑問や悩みをお持ちの親御さんも多いと思います。

 

この記事では、お子さんの歯磨き習慣について、見直しのポイントをお伝えします。

 

夏休み中、歯磨きはどうでしたか?

 

夏休みの間、お子さんの歯磨きはいつも通りできていましたか?

 

長い休みの間は、どうしても生活リズムが乱れがちです。夜更かしをして朝寝坊したり、お出かけや旅行で歯磨きの時間がずれたり。おじいちゃんおばあちゃんの家で甘いものをたくさん食べたり、ジュースを飲む機会が増えたり。

 

そんな中で、歯磨きがおろそかになってしまうことは、珍しくありません。

 

「毎日ちゃんと磨いていたつもりだけど、雑になっていたかも」
「夜の歯磨きをせずに寝てしまうことがあった」
「仕上げ磨きをサボってしまった」

 

心当たりがある方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも、終わったことを責めても仕方ありません。新学期という区切りを機に、また気持ちを新たに歯磨き習慣を整えていきましょう。

 

子どもだけで磨くと、磨き残しが多い

 

お子さんが自分で歯を磨けるようになると、つい「もう一人で大丈夫かな」と思いがちです。

 

でも、子どもの歯磨きには、どうしても磨き残しが出やすいものです。

 

手先の器用さがまだ発達途中
歯ブラシを細かく動かしたり、奥歯の裏側まで届かせたりするのは、子どもにとって難しい動作です。大人が思っている以上に、うまく磨けていないことがあります。

 

磨き方にクセがある
右利きの子は右側が磨きにくかったり、いつも同じ場所から磨き始めて最後の方が雑になったり。自分では気づかないクセがあって、いつも同じ場所に汚れが残っていることがあります。

 

磨いた「つもり」になりやすい
歯ブラシを口に入れて動かしていれば、本人は「磨いた」と思っています。でも実際には、歯に当たっていなかったり、時間が短すぎたりして、汚れが落ちていないことがあります。

 

こうした理由から、子どもだけの歯磨きでは不十分なことが多いのです。

 

仕上げ磨きはいつまで必要?

 

「仕上げ磨きはいつまで続ければいいですか?」

 

これは、よくいただく質問です。

 

一般的な目安としては、小学校3〜4年生くらいまでは仕上げ磨きを続けることをおすすめしています。

 

ただし、これはあくまで目安です。お子さんによって、手先の器用さや歯磨きへの意識は違います。6歳で上手に磨ける子もいれば、高学年になっても磨き残しが多い子もいます。

 

年齢で区切るのではなく、お子さんの様子を見ながら判断することが大切です。

 

また、仕上げ磨きを完全にやめた後も、ときどきお口の中をチェックしてあげることをおすすめします。「ちゃんと磨けているかな」と見てあげるだけでも、お子さんの意識が変わってきます。

 

仕上げ磨きのポイント

 

仕上げ磨きをするときのポイントをいくつかご紹介します。

 

明るい場所で、口の中がよく見える姿勢で
お子さんを仰向けに寝かせて、頭をひざの上に乗せると、口の中がよく見えて磨きやすくなります。暗い場所では汚れが見えにくいので、明るい場所で行いましょう。

 

磨き残しやすい場所を意識して
特に磨き残しが多いのは、奥歯の噛み合わせの溝、歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の頬側と舌側です。こうした場所を意識して、丁寧に磨いてあげましょう。

 

力を入れすぎない
汚れを落とそうとして力を入れすぎると、歯茎を傷つけてしまうことがあります。歯ブラシの毛先が広がらない程度の軽い力で、小刻みに動かすのがコツです。

 

生えかけの歯は特に注意
生えかけの永久歯は、周りの歯より低い位置にあるため、歯ブラシが当たりにくく、汚れがたまりやすいです。また、生えたばかりの永久歯はエナメル質がまだ弱く、虫歯になりやすい状態です。特に気をつけて磨いてあげてください。

 

歯磨きを嫌がるお子さんへの対応

 

「歯磨きを嫌がって困っている」という声もよく聞きます。

 

歯磨きを嫌がる理由はさまざまですが、いくつかの工夫で改善することがあります。

 

歯ブラシを見直す
歯ブラシのヘッドが大きすぎたり、毛が硬すぎたりすると、不快に感じることがあります。お子さんの口に合ったサイズで、毛先の柔らかい歯ブラシを選びましょう。

 

歯磨き粉の味を変えてみる
歯磨き粉の味が苦手で、歯磨きを嫌がっているケースもあります。フルーツ味など、お子さんが好きな味のものを試してみるのも一つの方法です。

 

楽しい雰囲気を作る
歯磨きの歌を歌いながら磨いたり、お気に入りのキャラクターの歯ブラシを使ったり。「歯磨き=楽しいこと」というイメージを持てるような工夫が効果的です。

 

できたら褒める
上手に口を開けられたら褒める、最後まで磨けたら褒める。小さなことでも褒めてあげると、お子さんのやる気につながります。

 

無理強いしない
嫌がっているのに無理やり磨こうとすると、歯磨きがますます嫌いになってしまいます。どうしても難しいときは、短時間で切り上げて、また次の機会に頑張るという姿勢も大切です。

 

年齢別・歯磨きの目安

 

お子さんの年齢によって、歯磨きの進め方も変わってきます。

 

0〜2歳頃
まだ自分では磨けないので、親御さんがすべて磨いてあげます。歯が生え始めたら、ガーゼや歯ブラシで優しく拭いてあげることから始めましょう。

 

3〜5歳頃
自分で歯ブラシを持って磨く練習を始めます。まずは「歯磨きの習慣をつける」ことが目標です。汚れを落とすのは仕上げ磨きで行います。

 

小学校低学年
自分で磨く時間を長くしていきますが、まだ磨き残しは多いです。毎日の仕上げ磨きは続けましょう。6歳臼歯が生えてくる時期なので、奥歯のケアを特に意識してください。

 

小学校中学年〜高学年
徐々に自分で磨けるようになってきます。仕上げ磨きの頻度を減らしながら、ときどきチェックする形に移行していきましょう。デンタルフロスの使い方も教え始めると良い時期です。

 

中学生以降
自分で責任を持って磨く時期です。ただし、思春期はホルモンバランスの変化で歯茎が腫れやすくなることもあります。磨き方が雑になりがちな時期でもあるので、声かけは続けてあげてください。

 

歯磨きのタイミング

 

1日の中で、いつ歯を磨くのが良いのでしょうか。

 

理想的には、毎食後と寝る前に磨くのが良いとされています。ただ、学校や習い事で、毎食後に磨くのが難しいこともありますよね。

 

難しい場合は、最低でも「朝」と「夜寝る前」の2回は磨くようにしましょう。

 

特に大切なのは、夜寝る前の歯磨きです。

 

寝ている間は唾液の分泌が減り、口の中の細菌が活発になります。汚れが残ったまま寝てしまうと、虫歯や歯周病が進みやすくなります。

 

「疲れているから今日は歯磨きなしで寝ちゃおう」は、避けたいところです。

 

フッ素入り歯磨き粉を使いましょう

 

お子さんの虫歯予防には、フッ素入りの歯磨き粉を使うことをおすすめします。

 

フッ素には、歯の表面を強くして酸に溶けにくくする効果や、虫歯菌の活動を抑える効果があります。

 

年齢に応じた濃度のものを選び、適量を使うようにしましょう。最近では、子ども用のフッ素入り歯磨き粉もたくさんの種類が出ています。

 

磨いた後は、少量の水で軽くゆすぐ程度にすると、フッ素が口の中に残りやすくなります。

 

デンタルフロスも取り入れて

 

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを落としきることはできません。

 

デンタルフロス(糸ようじ)を使うと、歯と歯の間に挟まった食べかすや歯垢を取り除くことができます。

 

お子さんの歯と歯の間が狭くなってきたら、フロスを取り入れることをおすすめします。最初は親御さんがやってあげて、少しずつ自分でできるように練習していきましょう。

 

柄がついたタイプのフロス(フロスピック)は、お子さんでも使いやすいです。

 

おやつの食べ方も見直しを

 

歯磨きと同じくらい大切なのが、おやつの食べ方です。

 

甘いものを食べること自体が悪いわけではありません。問題なのは、ダラダラ食べ続けることです。

 

食べ物を口にするたびに、口の中は酸性に傾いて、歯が溶けやすい状態になります。時間を決めずにダラダラ食べていると、口の中がずっと酸性の状態になり、虫歯のリスクが高まります。

 

おやつは時間と量を決めて、食べ終わったら水やお茶を飲む。これだけでも、虫歯予防の効果があります。

 

定期検診で歯の状態をチェック

 

毎日の歯磨きに加えて、定期的に歯科医院でお口の状態を確認してもらうことも大切です。

 

家庭ではわからない小さな虫歯や、磨き残しのある場所を見つけてもらえます。また、歯並びの変化や、永久歯の生え方もチェックできます。

 

問題があっても、早い段階で見つけることができれば、大がかりな治療をせずに済むことが多いです。

 

3〜4ヶ月に一度くらいのペースで検診を受けることをおすすめします。

 

新学期をきっかけに、歯磨き習慣を整えましょう

 

新学期は、いろいろなことを見直す良いタイミングです。

 

歯磨き習慣も、この機会に親子で確認してみませんか。

 

「ちゃんと磨けているかな」と一緒にお口の中を見てみる。磨き方を一緒に練習してみる。歯ブラシを新しくしてみる。

 

小さなきっかけで、お子さんの歯磨きへの意識が変わることもあります。

 

歯は一生使う大切なもの。子どもの頃からの習慣が、将来のお口の健康につながります。

 

気になることがあれば、お気軽にご相談ください

 

「うちの子の磨き方を見てほしい」
「仕上げ磨きのコツを教えてほしい」
「虫歯がないか確認してほしい」

 

そんな方は、どうぞお気軽にお越しください。

 

当院では、お子さんのお口の状態を確認し、年齢や歯並びに合わせた磨き方のアドバイスをお伝えしています。お子さんのペースに合わせて、無理のない診療を心がけています。

 

京急線・雑色駅から徒歩4分、大田区・雑色エリアのかかりつけ歯科として、お子さんとご家族のお口の健康をサポートしています。